上山さん著 「大阪維新」 ・・・私の尊敬するコンサルタント


発売前にいただいちゃいました!
ある企業の変革案件で、一緒にお仕事をさせていただいている上山さんの著書、
「大阪維新―橋本改革が日本を変える」 角川SSC新書
明日発売です。

上山さん.jpg

著者の上山さんは、運輸省、マッキンゼーのパートナーを経て、
現在、慶應大学SFCの教授をしている方です。
大学のお仕事の傍ら、公的機関の改革・評価委員を多数勤められ、
多くの改革コンサルティングの仕事を手がけています。
現在は、橋本知事の下、大阪府特別顧問として
大阪府の改革にも従事されています。

この本では、大阪市と大阪府の双方の改革に関わられた上山さんが、
  市と府を統合した「One大阪」(ひとつの大阪)を実現し、
  地域の自立、ひいては「日本の中央集権を打破し」て
  「新しいニッポンをつくり直す」
という、極めてスケールが大きくて斬新、
でありながら、現実に進められつつある改革について、語っています。


( ← 言うまでもありませんが、左側が上山さん。)


単なる抽象的な概念論ではなくて、
 ・ 様々な分析やファクトの裏づけに基づく改革の必要性についての説明、
 ・ そして具体的な改革の中身、
 ・ その後の方向性(全体観)
が、とてもわかりやすく、語られています。


内容の濃さのわりに、あっという間に読める1冊です。
仕事でお世話になっているから宣伝するというわけでは決してありませんが、
とってもオススメの1冊です。




これまでコンサルタントとして活動してきた中で、
多くの素晴らしいコンサルタントと一緒にお仕事をさせていただきましたが、
中でも私の「師」であり、「上司」であり、「恩人」として、特に尊敬して感謝しているのは、
ワイアット(現タワーズ・ワトソン)社長の淡輪さんと、上山さんのお二人です。


お二人ともマッキンゼーのパートナー出身で、「トップコンサルタント」として著名な方です。
得意分野やタイプは違うかもしれませんが、
スケールの大きさと鋭さの点では、とても似てるよううな気がします。
この方達のもと、長く仕事をしてくることができたからこそ、
コンサルティングの仕事を自分の「天職」だと信じ、今なお続けていられるのだと思います。



うまく説明できないし、言い尽くすことはできませんが、
日ごろ一緒にお仕事をするなかで、
上山さんのこんなところが、
他者には真似のできないほど際立っていて、「すごいなぁ」と感じています。

 ・ 物事の全体を見渡して、瞬時にその構造と押さえどころを見抜く力、
 ・ 複雑な状況、課題を多次元で構造化して、本質をググッととらえる鋭さ、
 ・ 顧客に迎合せずに、相手にとっての真の価値にこだわり続けるプロフェッショナリズム
 ・ それでいて、自分と異なる他者のバリューや意見を受け入れる柔軟性
 ・ 本質を伝えるためのシンプルでわかりやすいコミュニケーション       などなど


この本は、いかにもそんな上山さんならではの語り口なんです。
というわけで、とってもとってもオススメです。


ちなみに、上山さんも淡輪さんも、鋭くて厳しくて、仕事の上では恐いこともありますが、
人柄はどちらもおおらかで、ちょっとお茶目なところもある愛すべきおじさん(おっと失礼)です。
この微妙なバランスがあるので、無理難題を突きつけられるような場面でも、
頑張ってくることができたような気がします。



2010年9月10日 18:51仕事人としての日常コメント(2)トラックバック(0)

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コメント(2)

曽根岡さん、ごぶさたしています。
上山さん、先日弊社で講演をして下さいました。仰るとおり、愛嬌と鋭さが同居した方で、お話もとても興味深かったです。本、私も早速購入して読みたいと思います(ついでにルンバも買いたくなりました・・・)。