プロジェクトK (新しい霞ヶ関を創る若手の会)


26日の土曜日に、プロジェクトKによる官民交流セミナー『架け橋』に参加してきました。

プロジェクトKとは、「新しい霞ヶ関を創る若手の会」のことで、
中央省庁の改革案を若手公務員の方々が自ら立案し、進めるという趣旨のNPO法人です。

『架け橋』は、「官民さまざまな人たちがが垣根を超えて交流を深める場として、
有識者による講演、テーマに沿ったディスカッション、プロジェクトKの近況報告」からなるセミナーで、
定期的に開催されています。


前回、JR東海の葛西さんの講演をきくべく、参加しましたが、
そこで、プロジェクトKの中核メンバーの一人である環境省のTさんと知り合いました。

たまたま、私の参加したディスカッション・テーブルのファシリテーターがTさんだったのですが、
彼のファシリテーションの巧みさ、参加者への配慮にとても感心しました。


その後、Tさんは私が主催している勉強会にも参加してくださっています。
民間企業のメンバーの方たちにも、彼の人となりや優秀さはとても評判がよく、
ある意味、新鮮な刺激となっています。



今回のディスカッションでは、総務省の方がファシリテーターでしたが、
Tさんと同様にすばらしいファシリテーションでした。

あらためて、上級公務員の方たちのスマートさとマチュアさ(優秀さと大人度)に感心しています。
特に、Tさんも今回のファシリテーターの方も、年齢は若いのに、
とても「大人」であることが、印象的でした。

政権交代のさなか、「脱官僚依存」が唱えられていますが、
官僚がすべて悪いというわけではないのは言うまでもありません。
にもかかわらず役所文化や仕事のあり方の課題が、
イコール「官僚の問題」として一律に語られのような気がします。

昔と違って天下りも期待できないにもかかわらず、在職中の安い賃金にあえて甘んじて、
「公」という仕事を選んだ今の若手の公務員の方たちには、
本当に志の高い人が多いと思います。

政治と官庁双方の問題を解決し、彼らと真に連携していくというスタンスこそ、
求められるのではないでしょうか。



今回の『架け橋』では、まず、Tさんより、
「プロジェクトKの近況報告」として、彼らの提言内容の簡単な紹介がありました。


book.gifその内容は、先月、出版されたこの書籍にまとめられています。

日本国家の目指す姿と改革の打ち手のつながりが
やや見えにくい感はあるものの、
ビジョンが明らかに示されていて、わかりやすいと思いました。

役所という超保守的組織での改革は、民間企業以上に難しいことと思います。

内部にいると、できない理由にとらわれて、なかなか解を描くことができないものですが、
果敢に挑戦されているあたりは、
志の高さと若手のエネルギーならではないかと思いました。




「プロジェクトKの活動報告」につづいて、経営共創基盤の冨山さんの講演がありました。


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2009年9月29日 05:18仕事人としての日常トラックバック(0)


前日に「JAL再生タスクフォース」が設置されたばかりで、まさに「時の人」です。


冨山さんのお話を聞くのは初めてでしたが、
わかりやすく、魅力的な語り口でとても楽しく聞き入ってしまいました。

まったく同感という部分と、斬新な切り口に感心させられる部分が織り交ざって
あっという間の1時間半でした。


ワイアット時代の上司の淡輪さんや、今一緒に仕事をさせていただいている上山さんなど、
身近で見ていて思ったのですが、
総じてトップコンサルタントの方たちは、
鋭い視点・切り口の内容を、ちょっとお茶目に魅力的に語られるように思います。

そして、「はばかることなく、鋭くさす」ようなところも共通しています。

私は、こういった鋭さと大胆さが、すごく好きです。


冨山さんのお話にも同じような魅力があるように感じました。
その意味でも、ついつい引き込まれて聞き入ってしまいました。



お話の内容としては、
「所得の再配分は世代内で解決せよ。 貧しい若者から搾取するな」とか、
「経済成長は、予兆によるもの。 統計や分析をやるより、渋谷の街を歩いた方が良い」など、
ごもっとも・・と思うこと、だけど誰もあまり語っていないことがたくさん散りばめられていました。


特に、「人」に関する話題も多く、
「日本の唯一の資源である人材」のくだりは、
「企業の競争力の源泉」として人材をとらえていた私に、
「一層目線をあげろ」と言われたようで、ハッとさせられました。



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