JR西日本社長の起訴・退任に思う


今日は、このブログにしては、真剣かつ真面目に、思ったことを書きたいと思います。


コンサルティングの仕事をしていると、経営者の方たちとお話する機会がしばしばあります。

経営者の方たちは、将来の会社の発展、顧客や社員をはじめとする関係者の幸せのために、
今何をすべきかを悩み、考え、判断されています。
「社員は、自分の担当の仕事、目の前の仕事に追われているので、
経営者と同じ立ち位置で、同じ目線で会社全体の将来を見据え、
本当の意味で悩みを共有できるような人は限られる」 
・・・とおっしゃる経営者もいらっしゃいます。
いわゆる、「経営者は孤独」といわれている所以です。

では、経営者の方たちを孤独にしないために、社員の方たちや、私たちはどうすべきでしょうか?



そんなテーマについて考えていたおりに、JR西日本の山崎社長の起訴・退任のニュースを目にしました。

福知山線の事故は、多くの方たちに不幸をもたらし、
社会的なインパクトも、同社の責任もとても大きいものでした。
被害者の方、ご遺族の方たちの、深い悲しみとやりきれない怒りや思いは、
私などに到底察しきれるものではありません。

このようにデリケートな話題について、私などが語るべきではないのかもしれませんが、
少しだけ思ったことを書かせてください。


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2009年7月11日 01:24仕事人としての日常トラックバック(0)


今回、起訴された山崎社長は、事故当時は、JR本体を離れて子会社の社長であり、
事故後、初の技術畑出身の社長として、同社の安全推進や変革に砕身の努力を払われていた
と聞いています。

いろいろな見方はあるようですが、関西在住の方のブログには、
「たしかに、最近のJR西日本は安全やサービスに対する取り組みを進めているのを感じる」
として、JRの取り組みを認めているものもあります。



企業が社会的責任をとるということは、責任ある立場の人が退任することではなくて、
強い信念と志を持つリーダー(経営者)のもと、企業全体が信頼回復に向けて不断の努力を
続けることにあるのではないでしょうか。

ましてや、この事故は、被害者やご遺族の方々はもちろんのこと、その知人の方々、
JR西日本の社員の方々も含めて、関係するすべての方たちに苦しみをもらしてしまったものと思います。

このように、深刻で決して解決することのできない問題を抱えながら、
ご遺族や被害者の方々へのお詫びの気持ちを常に抱き、
信頼を回復し、社会に貢献していこうと努力している企業の経営者を、
道半ばで退任に追い込んでしまったことになります。

孤独であったかどうかはわかりませんが、おそらく山崎社長は、
他に比べようがないほど真剣に悩み、考え、変革を推進されてきたことと思います。


検察の判断の是非などについては、私はまったくの素人なので、何も語ることはできませんが、
このように考えると、この結果はあまりにも残念だと思いました。


私には察することのできない事情がいろいろあることとは思いますが、
いずれにしても、この事故に関係するすべての方々の苦しみが、一日も早く、少しでも和らぐことを、
心よりお祈り申し上げます。


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