あいまい性 × 興味関心


新型インフルエンザ騒ぎもすっかり落ち着いて、
マスコミでもほとんど取り上げられなくなりましたね。

先週も関西出張がありましたが、ほとぼりもすっかりさめて、街はとても落ち着いた様子でした。
その前の週は、新幹線の中も、駅も街もマスクをする人ばかりで、
いつも宿泊しているホテルも人が少なかったのですが、
先週はうってかわって、マスクをしている人もほとんどいないし、
新幹線で飲食する人もずっと多かったような気がします。

感染している人の数が急に減ったり、ウィルスが撃退されたわけでもないのだろうに・・・、
と、ちょっと不思議な感じもしました。


そもそも、豚インフルエンザはさほど毒性が強くないかわりに、
感染力が強いウィルスだったと聞いています。

一方、鶏インフルエンザは感染力はそれほどではないものの、毒性が極めて強いとのこと。
(毒性が強いウィルスの場合、感染力まで強くなると宿主を殺してしまい、
自分が感染する先がなくなるので、毒性ほどは感染力は強くない・・・そうです。
なるほど、うまくバランスしているものなんですね。)

豚インフルエンザが発生し、広がったのは突然のことだったので、
鶏インフルエンザとの違いも十分認識されないまま、極端な警戒体制がとられたのだと思いますが、
マスコミの扱いも下手に不安をあおってしまったのではないでしょうか。
私も、最初、「豚」と「鶏」の違いが良くわからず、大変なことになったのかと思いました。



ここで、ふと思い出したのが、学生時代に学んだ社会心理学のこと。
たしか、
「流言飛語」 = 「あいまい性」 × 「興味関心」
といった関係式があったような気がします。
人々が関心があることについて、あいまいな情報が流れると、たちまち流言飛語(うわさ)になって広がる・・・ということです。



先行きの見えない不況の時代、業績悪化やボーナス削減、雇用の見直しなどについて、
あいまいな情報が社内に流れると、社員の方たちの不安は一挙に高まるのではないでしょうか?
場合によっては、いい加減なうわさ(流言飛語)が流れて、会社に対する不信感を呼んでしまうこともあります。

コミュニケーションの重要性がしばしば指摘されますが、
「明確」かつ「具体的」で、「一貫性」のあるメッセージを送ることが原理原則なのではないでしょうか。
その際、明確で納得感のある「根拠」や「理由」、「背景」もあわせて伝えることの大切さを再認識しました。

社員が不安を感じがちな状況にあるからこそ、このあたり、気をつけていきたいものです。

 



2009年6月 7日 10:29仕事人としての日常トラックバック(0)

トラックバック(0)

トラックバックURL:

http://blog.com-fact.com/mt-tb.cgi/15