尊敬するクライアント、W氏との会食

金曜日の夜、懐かしい会合がありました。
ワイアット時代、いくつかのプロジェクトでお世話になったW氏を囲んでの会食です。

W氏は、外資系や急激に成長を遂げている日本企業など、多くの会社の人事の責任者を勤められた方です。
ここ数年は、不況期における一人勝ち企業として世間に注目されている会社で、
人事責任者を務めてこられました。

この春、次のステップに向けて、この会社を辞められたということで、
仕事でお世話になったワイアット関係者で、楽しいひと時をご一緒させていただきました。


ワイアット関係の参加者は、社長の淡輪さん、「不機嫌な職場」の著者でもある永田さん、河合さんで、
久しぶりに懐かしい面々とお会いできました。


場所は六本木ヒルズ51階のヒルズクラブ。
やや曇っていたものの、夜景も最高、お料理も最高・・・でしたが、
さらに、W氏のいつもながらの、熱くて深みのあるお話に素敵な会食を楽しませていただきました。



2009年4月19日 04:35仕事人としての日常トラックバック(0)

W氏は、私にとっては特に思い出深いクライアントで、
その「人の課題に対する真摯な姿勢」は、私の目指すところであり、深く尊敬する方です。

最初の出会いは、ワイアット入社初期の外資系レーベル会社のプロジェクトでした。
当時、W氏は、人事責任者として着任された直後でした。

このプロジェクトは、「本国からの要請によるリストラを成功させた上で、
新たな成長に向けての人事制度設計する・・」という、
きわめて難しいテーマのプロジェクトでした。

( リストラは、社員一人ひとりに深刻な影響を与えるので、
 きわめて慎重にあたる必要があります。
 さらに、残った社員の人たちが、新たな体制に前向きに取り組めるように進めなくてはならず、
 とても難しい案件でした。)


W氏は、明るくて暖かいお人柄の根底に、真剣さと迫力を感じさせる方でした。
明るい雰囲気の一方で、要求はすこぶる厳しいもので、
夕方から深夜にかけての8時間ミーティングや、日に2食をご一緒する長時間ミーティングは
しょっちゅうのことでした。

レーベルだったので、音響効果のある部屋でミーティングをすることも多く、
「曽根岡さん、良い案がでなかったら、次はこのヘビメタをかけるよ」と、
冗談まじりにプレッシャーをかけられたものです。


W氏の、特にリストラという厳しい課題に向かう真摯な姿勢には頭が下がりました。

ミッションに対する強い責任感と、社員に対する暖かい思いの狭間で悩まれていたのでしょうか、
プロジェクトがはじまって、早期に体調を崩され、見る見る間にお姿が変わったことは
強烈な印象に残っています。
「ものごとに真剣に立ち向かうというのは、こういうことなんだ・・」と、驚くと同時に感心しました。

いつも思うことですが、人の課題はロジックだけでは解けず、人に関する感性がとても大事です。

W氏は、事業と人の発展を深く深く考えると同時に、
現場や個人に対する影響に対して細やかな配慮をされる方で、
まさにその両面を備えている人事責任者のお手本のような方だと思いました。

当時駆け出しだった私にとって、人の課題に対する姿勢を、
強烈なインパクトをもって教えてくれたクライアントでした。

その後も、いくつかのプロジェクトでご一緒させていただきましたが、
W氏とのプロジェクトは、いつも目線が高く、学ぶべきこととやりがいのある仕事ばかりでした。


さて、金曜日の夜に伺ったお話で印象に残っているのは、黒川伊保子さんのことです。

感性リサーチの代表で、感性アナリストの有名な方です。
語感分析法による感性分析が有名ですが、
同時に、「男女脳の違いからくる男女のすれ違い」についても、
多くのエッセイの執筆や講演をなさっているそうです。

特にW氏のお話では、
「ダイバーシティを考える前提として、男女の根本的な違いを考える」という流れで、
黒川さんとのいろいろなやり取りのエピソードを紹介していただきました。

私もひところ「ダイバーシティ」について考えた時期がありましたが、
「多様な人をいかにマネージするか」という点ばかり考えて、
「そもそも、どんなふうに違うのか」の考慮が希薄でした。

ぜひ、一度黒川さんの著書を読ませていただこう・・と、
W氏、1番のお勧めの「恋愛脳」を早速アマゾンで注文したところです。

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